Adventures in Ville

生まれも育ちも奈良県民なワタシが、東京という大都会のど真ん中でいろいろ出くわす冒険記です。

汗疱(主婦湿疹)が最強にかゆい話

もともと小さい頃アトピー性皮膚炎だったこともあり、肌はあまり強いほうではなく、疲れたり、強い洗剤を使ったりするとあかぎれになっていたワタシ。

 

…なのに!なのに、なのに。

 

なぜか今年の春から手の調子が良かったので、それまで欠かさずゴム手袋をして洗い物をしていたのに、体質が改善されたと勘違いして素手で洗うようになって1ヶ月ほどした頃、それは突然やってきた…。

 

はじめは、右手の手のひらの小指の下の方にポツっとひとつ、小さな水ぶくれができた。

 

今まで手の甲専門だった(←なんの専門や)ため、こんな柔らかくて分厚いところに珍しいなぁ〜、と少し様子を見ていたら、数日後、あれ?同じ手の指の間もプツプツした水疱出てきた?

 

そうそう、こういうプツプツ、指の腹に複数できて、ドロ痒い(←母がしょっちゅう使う表現。ここしか聞いたことない)し、かきむしると更に痒くて潰れてなんかトロっとした汁出て…。表現きもいけど、そんな辛さは経験済みだった。

 

今回もそういう系かな、と遅ればせながらにワセリンで保湿を試みる。

 

2日目。あれ。なんか小さいプツプツが集結して大きいぷっくりした水ぶくれになってる。今までこんなことにはならんかったのに?そしてかゆい…

 

3日目。おいおい。ぷっくり系が増えてるやん。そして見るからにちょっとやば目になってきたぞ…。これは、家にあるフルコートとワセリンで乗り切れるレベルじゃねぇ。

 

4日目。満を持して皮膚科へ。あー。土曜に行ってりゃよかった。やはり、汗疱のようで、汗がうまく出せていないそうな。今年は暑さが尋常ではなく、汗も大量に出てるそうな。

 

ステロイドと保湿剤、水疱が潰れた場合の乾燥させる亜鉛?の薬をもらい、仕事に行くも、薬塗ってからもまだなお増え続ける巨大な水疱たち。

 

そしてなんせかゆい。

 

イライラが募るほどかゆい。

 

夜中も目が覚めるほどかゆい。

 

そして5日目。朝3時からかゆくて眠れずやむなく起床。

 

手芸ビーズサイズの小さな水疱が、何故か今回はお隣同士、めちゃめちゃ気が合うのか、次々あっという間に集結してしまい、大きさも小指の爪ほどの大きさに膨れ上がり、はちきれんばかりにパンパン。これ…潰したらあかんのかな。

 

中でも特大級のパンパンマンを、コンロで赤くなるまで焼いた針でエイッ。痛みは全くなく突き通った針を抜くと、水風船から水がピューっと出る勢いで、中の水が出てくる、出てくる。ちょっと面白くなって、ほかのパンパンマンもプスプス刺しては消毒→亜鉛の軟膏で乾燥させる、を繰り返す。

 

数分繰り返した気づいたこと。

 

あれ?なんか、最初に萎んだはずの水風船、またパンパン…。

 

思いの外、出待ちの汗は大量のよう、かつ特大級のパンパンマンも元は10個以上のビーズ状水疱の集まりなので、完全に萎ませるには全てのビーズをアタックする必要あり!?

 

一瞬にしてパンパンマンが復活するので、チクチク攻撃はあえなく終了。

 

この日もかゆみと耐えながら仕事をしつつ、「明日も眠れんかったら絶対また皮膚科行ったるねん」と心に決めて就寝。

 

朝。あれ?眠れた?てか、寝過ぎた?むしろ寝坊やし!

 

テレワークをいいことに、朝はゆっくり過ごして、ようやくかゆみが収まりつつある現実にただただ感謝。

 

ほんま、かゆみは痛みより辛い。

 

日に日にかゆみもおさまり、あんなにパンパンサイクルを繰り返していた水疱も、ステロイドのおかげで枯れてきた。

 

…。そう。まさしく「枯れてる」。これはもはや枯れすぎてお婆ちゃんの手。

 

肌の新陳代謝のプロセスをまざまざと見せられている感じで、おもしろいけど不気味な手。接客業じゃなくてよかったー。

 

誰も見たくないと思うけど、でも、もしかすると今まさに同じ症状でかゆみと闘っている人がいたら、それでもきっと治るという希望がわくかもしれないので、パンパンマン全盛期の頃はあまりにもグロテスクなので、アフターの枯れた今の写真公開。

 

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↑どんなにハンドクリームのパッケージ風のポージングにしても、枯れすぎて汚いなう。