週末のカサンドラ
カサンドラ症候群のワタシは、土日が一番緊張する。
なぜなら、カサンドラの原因でもあるオット氏との時間がより長くなるから。
つい先日も、インフルにかかった我が子とオット氏との三角関係で悩まされた…。
病気にかかると、いつもよりさらにワタシに甘える我が子(うん、まだ3歳やし。男の子はいつまでもそんなん、ていうし。)。朝ごはんの残りを食べさせようとする父に向かって、
「かぁちゃんじゃなきゃイヤ!!」
あ〜…。言っちゃったよ。一番あかんやつ。一番引き金になるやつ。
それを聞いて、オット氏の表情もだんだん暗くなる。
「そうか、父ちゃんじゃダメなのか…。もういい。俺なんて必要ないんだ…。」
そうして、この世からいなくなってしまえばいいという負のオーラをぷんぷんさせつつ、時には睨みをきかせ、それを見た我が子は更に泣きじゃくる、という惨劇が。
今朝もそんなこんなで、ワタシが洗顔してたら前述のような展開がリビングで起きていたようで、急に泣きわめきながら洗面所に来る息子。
おぉおぉ、どうしたとその場でひとまず訳を聞き、なんやかんやでタミフルを飲ませ、朝ごはんは多めに作ったワタシが悪かったから、無理やり食べさせなくてもいい、ということにして収め、さてこれからどうする。
日曜の教会に毎週行く我々だけど、さすがにインフル息子は連れて行けない。それでも外に出たくてたまらない父子は、私を車で教会まで送り、ちょっとしたドライブ気分を味わう予定だった。
でも、あれよあれよとダークサイドに陥る父、かぁちゃんのそばに居たいと泣きわめく息子、一番平和な解決が見当たらず途方にくれるワタシ。
だいたい一番平和に終わるのはオット氏の言うようにすること。つまりは、ワタシが車で教会まで送ってもらうこと。でも、到底車を運転してと言える雰囲気ではなく、ただ、ワタシがこのまま居座ってても、ダークサイドはずっとダークなままなので、意を決して自転車で行くわ!と奮い立つ。
ワタシと一緒に居たい息子は、
「かぁちゃん、行かないでぇぇぇ〜〜!」
と更に号泣。めっちゃヒドイ母な気持ちで死にそうになりながらも、自転車こぎこぎ。
数十分後、心配になって電話すると、
「かぁちゃん!!るぱんれんじゃーやってるよ!!」
……
そうかそうか、ルパンレンジャーが傷心を癒してくれてよかった…。
あの罪悪感に苛まれた数十分を思うとちょっと複雑だけど!!
子どもはなんだかんだ強いハートの持ち主なのかもです。