Adventures in Ville

生まれも育ちも奈良県民なワタシが、東京という大都会のど真ん中でいろいろ出くわす冒険記です。

【結婚への決意〜カサンドラのブックレビュー③】

「夫がアスペルガーと思った時に妻が読む本」の第2章には、「カサンドラが結婚を決意する時」というタイトルになっている。

 

というのも、私ももちろん訊かれたカサンドラあるあるな質問にこんなのがある。

 

「なんでそんな人と結婚したの??」

 

「見抜けなかったの!?」

 

というやつ。この回答に対して、ほとんどのカサンドラのレスポンスとしては、

 

「ちょっと変わってるけど、その中の優しさが際立ってたから」

 

というものなんだってね。私の友人で診断書付きのAS男性と結婚した人も、結婚前は全くわからなかったと言っていたし、そういう男性って映画のワンシーンのようなこっぱずかしいことも難なくやれちゃう天真爛漫さを兼ね備えているので、女子は特別感を感じてしまうのかもね。

 

私の場合、最初の最初、一瞬そんな傾向もあったようななかったような、でも、かなり早い段階で婚約することになった瞬間から、態度は一変したのです…。

 

いわゆる地雷を踏んだら最後、無視はされるわ、振り回されるわ、遠距離だったので心身喪失してたよなぁ。思えばあの頃から私はカサンドラになってたのかもしれないな。

 

そして、何度ももうこの結婚は辞めようって思ったわけで。えぇ、思いましたとも。だって相当なこだわりを結婚前から見せつけてくれてたので、辞める機会はいくらでもあったよね。

 

…でも、私の中の何かが、

 

「あなたはどうしたいの?」

 

と常に尋ねてくる中で、私は結局、ココを選んでた。だから、「何でそんな人と?」と訊かれると、「ですよね〜。知っててんけどな〜(苦笑)」としか言えなくなるし、新婚当初の一連の壮絶ライフも、全然自分としては驚きはしなかったのです(←わぉ、こんなにも!?とは思ったけどね!)。

 

この本のレビューはツライ。まだカサンドラな部分があるからだろうけど、アウトプットしようと思うといろいろ思い出されて、今は読むだけでとどめることにしよう。この記事だって数週間、いや、1ヶ月以上、下書きのままあたためてしまった。書き進めるのはまだツライ。

 

レビューを客観的に書けるようになったら、それこそカサンドラから解放された証なのかもしれないな。道のりはまだ続く。