【「誰も悪くない」の巻】〜カサンドラのブックレビュー①
カサンドラあるあるトップ3に入るであろう特徴に、「自分を責めやすい」というのがあると思うのですが、まさに私もそれで苦しむこと約5年。この「夫がアスペルガーだと思った時に妻が読む本」(←何度読んでもタイトルがとても長くてとても的確w)を読んで、今は自分が解放されている事を再認識できました。
私調べによると、次の項目に頷ける人は、かなりカサンドラになりやすい人。
①道端で人にぶつかっても、とっさに口から「あ、すみません…」が出ちゃう
②基本的に平和主義でケンカが嫌い
③状況を把握する前に、相手からまくし立てられたら、謝れちゃう
④何か問題が発生した時、「自分が○○すれば、回避できたのでは…」と考えがち
※絶対弁護士になってはいけないタイプかつ、訴訟大国アメリカなんかじゃきっと生き延びられない系。
まさに、私はその全てにあてはまるがゆえ、なかなか使い切れない調味料(←ラー油とか?)なんかを同時に買ってきたりした日には、私が先に家に着いて、ラー油スポットにご新規さんを並べても、なんでか私が重ねて買ったという、やらかした側になってしまう。
途中からは、これすると、巡り巡って私が悪者になりそうなことは、無意識に避けて無難な事しかしなくなってたけど、ずーっと聞きたかったのは、この言葉。
あんたは何も悪くないねんで。
一時はもう、何をやっても怒られる自分なんて、この世にいない方がマシとさえ思えるほどにドロ沼に足を取られてたので、このしんどさが自分のせいじゃない、なんなら、ラー油を同時に買ってきたのも悪くなければ、結婚祝いにもらえる予定の包丁を半年経ってもいただけないまま待ちきれず、いわゆるカトラリーのナイフで人参のみじん切りをしなきゃいけない状況に心が折れて、早まってセラミック包丁を買って怒られた時も、私は何一つ悪くない。
…かと言って、相手が悪い、という結論もなんかちょっと違うんよね。その辺がまだカサンドラなのかもだけど。
別に、誰かのせいにしたところで、人は幸せになれない気がするので。常に誰かが正しくて、誰かが間違っている、問題の根源、と決めつけたい人もいるけど。
私の場合、AS的なオット氏が悪い、と全世界が認めたところで、何も世界は変わらないけど、私は悪くないとわかった時に、世界が再び色づいた気がしたんよね。それで十分。
ひとまず、私を悪者に仕立て上げたい人からは身を守るのが一番大切。