Adventures in Ville

生まれも育ちも奈良県民なワタシが、東京という大都会のど真ん中でいろいろ出くわす冒険記です。

危機管理を叫ばないお巡りさんの巻

このところ、毎日のように、

 

ヤマト運輸からのお知らせです。

 

添付の請求書をご確認ください」

 

とか、

 

「あなたのパソコンは48時間以内に機能しなくなります!下記URLを今すぐクリックしてください!」

 

みたいなスパムメールが横行しているので、

 

基本「人は皆泥棒と思え」という目でスパムメールはバッサバッサ削除してるワタシですが、

 

さすがに対ヒトとなると、急に誰でも信じまくるものでして。

 

こたびは、たまたま残務処理に追われて土曜出勤中にそれは起きました。

 

ひとりで黙々と作業をしてると、入り口に急に現れたお巡りさん。

 

おぉおぉ、なんやなんやと思って対応すると、新築ビルに入ったテナントを一通りまわり、火災や事件があった時のために、情報を共有してもらえるよう依頼しているそうで。

 

はいはい〜、くらいの勢いで昭和な台帳を受け取って、書き込めるところを…と思うも少しとどまり、週明けに上長の許可取ってから提出します!

 

ということに。ところがどっこい。週明け部長に話すと、

 

「大丈夫?その人、警察官のコスプレしてる人とかじゃないよね?」

 

…。

 

たしかに。移転前のオフィスに来てたお巡りさんは、名刺をまずくれたし、そんな一人一人の名前や生年月日の台帳なんて書き込んでないし、今回の人なんて、警察手帳すら見せてくれてない。

 

今となっては、わざわざ人気のない土曜に巡回も不自然(←当日の純真なワタシは「いや〜、普段土曜なんて人いないのに、たまたまワタシが出勤してるタイミングでよかったよかった」とか思ってたのと同一人物か?というくらい極端)。

 

なので、今度来たらまず名刺もらって、然るべき身分証明をしてもらおうと待ち構えていると、来よった来よった(←もはや、もうニセモノやろという偏見しかない)。

 

名刺をいただけないか聞くとやたら、困惑し、

 

「いや、あの…。ここに配属されたのが最近なものでまだ名刺がないので」

 

するとこちらもちょっと食い気味で、

 

「でも、職員の大切な個人情報なので、その辺り、きちんと出すべきところかどうか確認したいんですけど」

 

え?ここまで、なんか間違ってる?なんなら、いろんな手口の詐欺がある昨今、お巡りさんこそ、そこんとこ徹底して安心させてなんぼやろ。

 

すると、むしろちょっとキレ気味で、

 

「ほかのテナントさんはみんなスッと提出してくれてるんでねぇ。」

 

いや、だから。おかしいでしょ、その道理。なかなか通じないみたいだったので、今一度、所内で方針を検討するので、急ぎではないのならまた名刺できたら、来てください。と。

 

そんなやりとりの後、そっちが動かんならこっちから、とばかりに、該当の交番に電話をしてみる。

 

「今回、こういう人が何度かいらしてるんですけど、こんな風に個人情報集めたり、してないですよねぇ?」(←ここでももはや容疑者特定の気持ち)

 

すると、

 

「いや、新しく建ったオフィスの人たちには、火災などでニュースになった時に何人そこにいたのかを把握するために、巡回するようには指示しています」

 

…。

 

さいでしたか。ま、それでもまだ100%シロと決まったわけではないですが、度々近所で同じ用件で巡回している後ろ姿を目撃するに、犯人ではなかった。

 

ごめんね、お巡りさん。でも、あなたの態度は相当怪しいですから!!なんか、「この団体、めっちゃめんどくさいな」みたいになってますけど、警察がそんなんやから、オレオレ詐欺がなくならないんやと思うんですけど!!

 

…と、やり場のない悶々を文字に起こしてみる。きっとまたそのうち、情報提供依頼にくるんやろうけど。