Adventures in Ville

生まれも育ちも奈良県民なワタシが、東京という大都会のど真ん中でいろいろ出くわす冒険記です。

【経済的に孤独なカサンドラその②】

アスペルガーの夫たちは、心の共有ができないため、カサンドラな妻は伴侶から理解されない孤独と、その辛さを周りから理解してもらえない2つの孤独に苦しむもの。

 

加えて、大抵の場合、アスペルガーの人は、お金のシェアも苦手だそうな。結果、徹底的にケチケチする締まり屋か全くの無頓着かに振れやすいそうで、ウチのアスペ疑惑なオット氏なんかも、安さこそ価値のうちと捉えている。おつとめ品で今日中に処理をしなければ腐るようなモノや、脂身ばかりでだれも手をつけないから安くなっているシロモノでも、値引シールが付いていたらドヤ顔で買ってくる。

 

共働きで、19時に帰宅してから夕ご飯→お風呂→寝かしつけ→洗濯&洗い物(はできずに寝落ちパターン多々ありますが、何か。)のライフスタイルにいきなり本日中に調理マストなお肉や野菜が飛び込んできても、結果土曜や週明けに捨てるしかなかったり…。余計無駄ちゃうん?

 

そこはまぁ、オット氏の自分の財布からなのでよしとするとしても。

 

そもそも、財布の共有がなく、ひとり親家計で6年間きているのはその①で吐露した通り、その後、泣き寝入りはよろしくないと思い、行動に出てみた。

 

1. 義父母に相談してみる

週2ペースで保育園のお迎えに協力してくれているので、普段から顔は合わすものと、こういう改まった会話ってしてないし、一応、話があります、とだけLINEで伝えて帰宅した。

 

「お金のことをね、全然話し合えてないままここまできているんです…」

 

と、あるがままを話してみた。

 

お金がないと話すとある日突然ドーンと40万位入った封筒をテーブルに置いて、

 

「はい。誕生日」

 

とかってしてことなきを得ようとすることも、水道光熱費や交際費、駐車場代や日々の生活費は全て私の通帳から出ていること、月々の給与も現時点での預金残高も、わからない。今後いつまでこの1DKで暮らすのかと聞いても、私の稼ぎにかかっていると、冗談まじりで話されて以来、なんの将来設計も話し合えないことも。

 

ひとつひとつを聞いては驚き、苦労かけてばかりでごめんね、と聞いてくれた。

 

それだけでちょっと心が軽くなった。

 

じぃじにいたっては、「離婚を切り出されるのかと思った」とホッとした様子で呟いた。…ま、ホッとするのはまだ早いけどな。

 

じぃじばぁばの方が全然空気読めてるし。どうしてこのお2人から生まれてくる子達は不思議ちゃんばかりなのだろう。

 

その話し合いでは、ひとまずこの悩みを打ち明けて勇気をもらったので、せめて定期的に家賃代はほしいこと、年に一度はそれぞれの共有できる預金の話や今後の事を話す場を設けたいことをオット氏に伝えてみます、と所信表明的なまとめでおわった。

 

2. オット氏に向き合ってみる

これもまた、タイミングの見極めが非常に大切で、機嫌が良すぎた時に話しても、この話題で一気にししおどしがカーンッッと音を立てるように静寂をかき消す事もあるし、かといって落ちてる時はもってのほかだし。

 

こたびは、年末年始の帰省前で、あれやこれやお金がある話の続きで話してみたら、二つ返事で、はいはい〜となった。

 

そして、その次の週には、またいつもの封筒ドーンがやってきた。

 

…こういうことじゃないねんけどな。と思いながらも、ここからはこちらの管理次第ということで、数えてひとまず5ヶ月分。5ヶ月経ったらまた請求すればいいのだ。

 

ただ、年明けあたりの時間のある時に、お互いのお金の話をする場を設定したい、は、まだ実現していない。

 

アスペ疑惑なだけに、やっぱ「○月○日の○時からどこどこで」と具体化しないと染み込まないんだろな。

 

…と、ここまで書いて、またいつもの自問自答。

 

家族ってなんなん。