Adventures in Ville

生まれも育ちも奈良県民なワタシが、東京という大都会のど真ん中でいろいろ出くわす冒険記です。

逃げ恥 〜ドラマレビューしてみました〜

2016年、それまで長らくドラマ離れしていた私が、久っっしぶりにどハマりしたドラマが、このたび再放送されることになり、もう一度見返しました。

 

ついこの前、同じ時間帯の枠で相当話題沸騰した「恋つづ」に関しては、個人的には苛立ちと悶々でどう〜しても見る気になれず、でも、同じキュンキュン系なのに、「逃げ恥」はむしろ癒されるのはなぜ?と改めて考えながら、観ていました。

 

これは、カサンドラ症候群になりながらも、なかなか普通ではない自分の今の結婚生活の中でも、ひと筋の希望の光を見る気持ちで、でもそれは現実とは程遠いんだけど、それでも観終わったあと、なぜか幸せな気分にさせてくれるんよなぁ。

 

私も、これほどまでの契約結婚ではないものの、いわゆる好いた惚れたで始まった関係ではなく、ただただ目の前にあるドアが閉ざされなかった故に今がある感じで、結婚に至るまでも、自尊感情の低いオット氏が事あるごとに築く壁に、相当傷つきながら、それでも何故かいつも立ち向かってきた自分は、「打たれ強さ」を買われて結婚した。

 

生まれながらにアスペ疑惑な性質を兼ね備え、そのせいもあって生い立ちの上で親子関係においても傷を抱えているオット氏は、平匡さんのようなのびしろや素直さは11回のドラマで見られるほど著しいものではなく、隣で傷つく妻に全く共感できないまま、更に塩を塗るような事もあり…

 

と、ドラマレビューのはずが結局自分の話っていう(笑)

 

どんなに平匡さんに壁を築かれても、めげずにそのままを受け入れて、絡まった心を解こうとするみくりを見ていると、自分のこれまでが間違ったいなかったと思えるのかもしれない。

 

これまでの人生で、人との深いつながりを築くことからずっと逃げ続けてきた平匡さんが、初めて心の中にみくりを迎え、さまざまな混乱や動揺、葛藤を経て、その先に見つけた心地良さや温かさのおかげで、どんどん人らしくなっていく様子を見て、自分の家庭にも、いつかそんな明日が来るんじゃないかと思えるのかもしれない。

 

って、こんな観点から見てる人、他におらんやろうからなぁ〜。というか、他の人はどういう感じで見てるんやろ。

 

みくりやゆりちゃん、カワイイなぁ〜とか、不器用なのに時々男らしさの垣間見える平匡さんにキュンキュンするのもよくわかる。

 

脇を固める俳優陣の秀逸なコメディタッチ感や意外な恋愛模様に目が離せない感も、かなりピカイチと思う。いや、ドラマあんまり見ないのにどんだけの上から発言やけども。

 

近い将来、スピンオフがあるとかないとか、ネットニュースに流れてるけど、ほんっとあのツーショットのその後を観たい人は、日本中にいるだろうし、私ももちろんそのひとり。だけれども、あれほどの最高のエンディングを上回れる展開って、どんなのかな〜。

 

個人的には、トイストーリー並みに、第二弾、三弾と続いてもそれぞれの最高のエンディングの上をゆく続編になってほしいと期待を込めて。

 

そんな、誰から求められているわけでもないドラマレビューに、自身の葛藤と癒しのサイクルを乗っけてみたのでした。